英語の絵本『Spot’s New Friend』を楽しもう!
こんにちは!本日ご紹介する絵本は、「Spot’s New Friend」です🐕
エリック・ヒルの絵本には、どれも優しさ・好奇心・シンプルな英語表現が詰まっています☺️その中でも『Spot’s New Friend』は、「出会いと友情」をテーマにした、シリーズの中でも温かいメッセージを持つ一冊です!
内容
ある日、元気いっぱいの子犬 Spot(スポット)は、いつものようにお散歩に出かけます。森の中を歩いていると、どこからか“ガサガサ…”という音が。
“Who’s there?” said Spot.
“Is it you, Tom? Is it you, Helen?”
スポットは次々と友達の名前を呼びますが、返事はありません。すると――木の影から、見たことのない動物が顔を出します。
“Hello!” said Spot. “What’s your name?”
“I’m Archie,” said the hedgehog.
そう、ハリネズミのアーチー(Archie)が新しいお友達として登場するのです!最初、アーチーは少し恥ずかしがり屋。でもスポットが優しく話しかけ、一緒に遊ぼうと誘います。2匹はすぐに仲良くなり、森の中でかけっこをしたり、かくれんぼをしたり――楽しい時間を過ごします。
そして物語の最後には、
“Spot and Archie are best friends now!”
というシンプルで温かな一文が添えられています。
魅力的なポイント
1. 🌟テーマ:やさしさと好奇心が生む「新しい友情」
『Spot’s New Friend』の魅力は、シンプルなストーリーの中に込められた「出会いの勇気」と「他者を受け入れる心」です。子どもたちにとって、新しい友達との出会いは少し不安なもの。相手が自分と違う動物だったり、見た目が少し変わっていたりすると、どう接していいか分からないこともあります。けれど、スポットは迷わず声をかけます。
“Hello! What’s your name?”
この一言が、すべてのきっかけ。「ちょっと怖そう」でも、「知らない存在」でも、“Hello”から始まる世界を、スポットは教えてくれます。友情は、特別なことではなく、小さな勇気とやさしさの積み重ねから生まれるのだと気づかされます。
2. 🎨 絵の魅力:シンプルなのに温かい、色と形の魔法
エリック・ヒルの絵の特徴は、なんといってもそのミニマルでやさしいデザイン。
- 太めの黒い線
- 大胆であたたかい原色(黄色、青、赤、緑)
- 無駄のない背景構成
これらが組み合わさることで、幼い子どもでもすぐにキャラクターを認識でき、安心感を持ってページをめくることができます。『Spot’s New Friend』では、森の中の背景がやわらかい緑や淡い茶色で描かれ、スポットの明るい黄色の体がとてもよく映えています。また、新登場のハリネズミ・アーチーの丸いフォルムと小さな目がとても愛らしく、子どもたちに「かわいい!」と人気のキャラクターでもあります。
3. 🗣️ 英語のやさしさ:初めての「英語絵本」に最適
この作品は、英語学習を始めたばかりの子どもにぴったり。全体の英文は非常に短く、語彙も身近なものばかりです。
🔤 代表的な英語表現
- “Who’s there?”(そこにいるのは誰?)
- “What’s your name?”(お名前は?)
- “Let’s play!”(一緒に遊ぼう!)
- “Come on!”(おいでよ!)
どれも日常会話で使える表現ばかりで、英語でコミュニケーションを取る第一歩として自然に覚えられます。また、リズムが良く、読み聞かせにも向いています。親が読むときは、「Who’s there?」を少し驚いたように、「Let’s play!」を明るく元気に読むことで、物語に抑揚がつき、子どもも真似をしたくなるはずです。
読み聞かせの工夫
- 声のトーンを変える
スポットとアーチーで声色を変えると、キャラクターの違いが分かりやすくなります。
- ページをめくる前に予想させる
“Who’s there?” のあとに「誰がいると思う?」と子どもに聞いてみると、参加型の読み聞かせになり、集中力が続きます。
- 最後に振り返りの質問
読み終わったあとに「あなたの新しいお友達は誰?」「Hello!って言ってみようか」など、日常に結びつけると、英語と感情が自然に結びつきます。
こんな人におすすめ
- 英語の絵本を初めて読む親子
- 幼稚園や保育園に通い始めるお子さん
- 「友達をつくる」テーマの本を探している方
- シンプルで温かい英語表現を学びたい初級者
